妊娠中の旅行(マタ旅)はいつまで行ける?危険な時期や失敗しない持ち物準備
生まれてくる前に旅行しておこうか、ってタロさんが言ってくれてね♪
旅先で突然なにがあるかわからないし、そのほうが安心して旅行できるポヨ!
赤ちゃんが産まれて忙しくなる前に旅行しとこう!
と思われている妊婦さん、旅行するのは自由ですが、そのための準備を怠るともしもの時にあなたも赤ちゃんも大変なことになります。
ここでは、妊娠中の旅行には適さない時期や必要な準備についてお話したいと思います。
目次
1.この時期は旅行は控えましょう
まず、安定期に入るまでは旅行は控えましょう。
安定期は妊娠5か月に入った頃(妊娠16週目あたり)を言いますが、この時期に胎盤が完成して赤ちゃんとお母さんの繋がりが安定した状態になります。
この時期以前は流産しやすい時期になりますので、旅行には適しません。
つわりも辛い時期ですので旅行は控えておきましょう。
また、妊娠9か月目以降はお腹が重くなってきますので、ちょっとしたことでバランスを崩しやすくなります。
足腰にも日ごろから負担がかかっているため、旅行で知らず知らずのうちに溜まった疲労が思わぬケガや事故に繋がることもあります。
出産も迫っている頃ですので破水や陣痛が来る可能性もあります。
この時期の旅行はお勧めできません。
2.必ず医師に相談しましょう
時期的には問題なくても、妊婦さんや赤ちゃんの状態によっては旅行を断念したほうがいい場合があります。
切迫流産や切迫早産の傾向が見られた場合は旅行することによって流産や早産に繋がる可能性が高いので、旅行には行ってはいけません。
それ以外にも赤ちゃんの状態に問題があったり、妊娠高血圧症候群の症状が見られたりなどお母さんの状態に問題がある場合なども旅行には行けませんので、必ず旅行に行こうと思った段階で一度産婦人科の医師に相談して下さい。
いつからどこへ何泊で旅行しようとしているかを話して、医師もOKを出してから旅行の計画をすすめたほうが安全です。
家族や友人の結婚式などで遠方へ行く必要がある時も医師に相談しましょう。
だいたい結婚式の1か月前が招待状の返信期限であることが多いかと思いますので、その少し前ごろの妊婦健診で医師に相談して、問題なければ出席で返信しましょう。
ただし、妊娠中はなにが起こるかわからないので急な欠席に対応してもらえるか事前に確認しておいたほうがいいでしょう。
遠方での結婚式は妊娠中を理由に欠席するのも一つです。
3.絶対いるものはコレ!
3-1.母子手帳
妊娠中の記録が載っていますので、もし旅行先で病院に行った場合必ず必要です。
旅行に行く前の健診で赤ちゃんの推定体重を記録しておくともしもの時に役に立ちます。
3-2.保険証
旅行先で出血があった際など受診する必要が出てくることも十分考えられます。
いつでも受診できるように保険証は携帯しておきましょう。
3-3.生理用ナプキン
急な出血の際にすぐ対応できるように昼用のナプキンはカバンに入れておきましょう。
4.もしもの時に備えましょう
もしも旅行先で受診する必要が出た時に慌てないように、事前に旅行先周辺の産婦人科の病院の情報を調べておきましょう。
まったく産婦人科が近くにないところに行くのはもしもの時に対処が遅れますので、山奥の秘境の温泉や離島などへは行かないようにしましょう。
病院の情報をプリントアウトしておくともしもの時に安心ですので持っていくようにしましょう。
5.まとめ
妊娠中の旅行は、時期を間違わない事と医師に必ず相談することが非常に大事です。
自分では大丈夫と思っていても、医師が診察しないとわからないことは山ほどありますので必ず旅行へ行く際には事前の相談を忘れないで下さい。
あとは、旅行中に無理をして旅行後に切迫早産になってしまうケースもありますので、余裕のある旅行計画を立てるようにしましょう。