妊娠中の歯医者は危険?いつまで平気?妊婦の虫歯・歯周病治療
あれ?ちょっと、ほっぺ腫れてない?
妊婦でも歯の治療してもらえるのかなぁ…
でも、レントゲンや薬を使用することもあるから、事前に歯医者さんに妊娠していることを必ず伝えれば、治療方法や期間の調整をしてくれるはずポヨ!
急いで歯医者に電話してみるよ!
まずは歯医者さんに診てもらおうね、なっちゃん
目次
1.妊娠中に歯の治療を終わらせておく方がいい
基本的に妊娠中でも歯科治療はできます。
むしろ、産後は忙しくなり大変で歯医者に行く余裕もなくなると思うので、妊娠中に治療を終わらせておく方がいいです。
それにお母さんの虫歯菌は赤ちゃんにも移ってしまうので、出産までにお子さんの為にもお母さんのお口の環境を整えておく必要があります。
1-1.妊娠中の治療は安定期がおすすめ
とは言っても妊娠初期はつわりがひどかったり、体調も安定していない時期なので、歯の痛みがある場合は応急処置をしてもらい安定期に入ってから治療を始めるのがいいと思います。
2.治療前に妊娠していることを必ず伝えましょう
大事なことは、妊娠中は薬など胎児に影響を及ぼす可能性があるので、必ず歯医者に行ったら妊娠中であることを伝えましょう。
妊娠の可能性がある場合も伝えた方がいいです。
先生も妊娠中であることを考慮してくれるので、治療計画や治療時間の調整、治療中の体勢など配慮してもらえます。
2-1.妊娠中のレントゲンや麻酔は大丈夫?
そして治療の際に気になることがレントゲンや薬、麻酔の使用だと思います。
歯医者で使用するレントゲンは被爆線量も低いですし、レントゲンを撮るときは防護エプロンも着用するので基本的に問題ありません。
それでも心配な場合は、歯医者の先生と相談するのもいでしょう。
2-2.妊娠中の薬は大丈夫?
次に薬ですが、妊娠中はできるだけ薬を飲むことは避けるべきです。
先生に妊娠中であることを伝えていると、治療内容なども考えて極力薬を飲まないといけないような治療は避けたり、処方するお薬も妊婦さんが飲んでも問題ないものにしてくれます。
不安なことがあれば、遠慮せず先生に聞いて相談しながら治療しましょう。
最後に麻酔ですが、歯科治療で使われる麻酔は局所麻酔といって部分的に効く麻酔です。
これは無痛分娩のときに使用するものと同じなので大丈夫です。
それに歯科治療で使う麻酔の量はたいていは少量なので心配いりません。
3.虫歯治療だけでなく、歯周病の治療も大事
歯医者というと虫歯治療のイメージが多いと思いますが、妊婦さんは特に歯周病治療も大事です。
妊娠したら口の中がネバついたり何か気持ち悪い感じになったり口腔内に違和感を感じる方も多いです。
これはホルモンの関係で唾液の質などが変わってしまうからです。
このような口腔内の変化に加えて、つわりなどで歯磨きも十分にできない時もあり、妊婦さんは虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。
3-1.歯周病は早産や低体重児出産の原因になる
怖いことに、歯周病は早産や低体重児出産の原因になってしまうのです。
虫歯や歯周病になりやすいのにも関わらず自分でケアがしにくい時期だからこそ、しっかり歯医者に行って歯石とりやクリーニングを受けておきましょう。
妊娠中はいろんなことに不安を感じたり、デリケートな時期になります。
なので本当は妊娠前から歯医者に定期健診に通って妊娠前に治療を終わらせておくことがベストなのですが、妊娠中も問題なくほとんどの歯科治療は可能です。
抜歯や外科治療は抗生剤や痛み止めの処方が必要になるので、緊急性がなければ妊娠中には行わないこともあります。
しかし普通の虫歯治療や歯周病治療は心配いりません。
できるだけ妊娠前や妊娠中に治療は終わらせて、安心して出産に挑むのがいいですね。