妊娠中の頻尿いつからいつまで?妊娠中にトイレが近くなる原因と対策まとめ
子宮が大きくなるから膀胱や尿管が圧迫されたり、ホルモンの変化が原因みたいポヨ!
膀胱炎は早産の原因にもなるし、更に悪化すると入院の必要も出てくるから、ぜったい我慢はいけないポヨ!
起きるのも辛いしもう少し我慢…。
なんてことはしていませんか?
妊娠中に頻尿を訴えられる方は多いです。
頻尿は、一般的に起床時から就寝までの排尿回数が8回以上である場合を言いますが、妊娠中に頻尿を我慢することは非常に危険です。
ここでは、妊娠中の頻尿はなぜ起こるのか、いつまで続くのか、もし毎回我慢するようにしたらどうなるかその危険性についてお話したいと思います。
1.妊娠中ってなぜ頻尿になるの?
妊娠中に頻尿になる理由は、赤ちゃんができたことによるホルモンの変化と、子宮が大きくなることによって膀胱や尿管が圧迫されることが原因とされています。
赤ちゃんができることで、赤ちゃんに栄養をや酸素などを送るため、お母さんの>血液量が増えるようにホルモンが働きます。
血液は腎臓でろ過され綺麗になった状態でまた全身を巡るのですが、血液が増えた分、ろ過される量も増えて尿量が増えることになります。
2.なりやすい時期と治まる時期は?
頻尿になりやすい時期ですが、ホルモンが大きく変化する妊娠初期と、赤ちゃんの成長と共に大きくなった子宮が骨盤内に収まらなくなる妊娠4か月(妊娠12週~15週)頃からが頻尿になりやすい時期と言えます。
治まる時期ですが、妊娠中頻尿気味であることは覚悟しましょう。
赤ちゃんがもし骨盤位(逆子)の場合は、胎動で膀胱を蹴られるたびにトイレへ行きたくなるということもあります。
もし、まだこれから新居をお探しの方は寝室とトイレが近い物件を選ぶことをおすすめします。
3.対策方法は?
頻尿を少しでもましにしたい場合は、からだを適度に温めるようにしましょう。
寒さや冷えによってトイレが近くなることはよくありますので下半身は冷やさないようにしましょう。
妊婦さんなら冷やさないことは基本ですが、案外、仕事中は忘れがちになってしまうこともあります。
ひざ掛けや厚手の靴下、カイロなど、できる対策はとっておきましょう。
いつものイスに厚手の座布団を1枚入れるだけで全然違いますよ。
もし、紅茶やコーヒーを愛飲されている方がいたら妊娠中は控えておきましょう。
紅茶やコーヒーにはカフェインが含まれていますが、カフェインには利尿作用があり頻尿を助長するだけでなく、大量に飲みすぎると流産したり、<赤ちゃんの成長に悪影響を及ぼす恐れ/span>があります。
4.もし毎回我慢したらどうなる?
つわり中や妊娠後期には動くのも辛いことがあるかと思います。
特に夜間のトイレは、わざわざ起きないといけないし周りにも気を使うし…と我慢してしまっていたりしませんか?
もし少しでも我慢してしまっている方は非常に危険です。
トイレを我慢することを重ねていると、膀胱炎になってしまいます。
膀胱炎は尿道を上って膀胱内にばい菌が入って増え、炎症を起こしている状態ですが、膀胱炎は早産の原因ともなり非常に危険です。
症状としては、頻尿に加えて、排尿時の痛み、残尿感、尿の色が赤いなどがありますので、該当する症状のある方は早めにかかりつけの産婦人科に相談しましょう。
また、膀胱炎が悪化すると、腎盂腎炎という病気を引き起こすため、入院して治療を受ける必要があります。
酷い残尿感、出血、悪寒、腰痛などの症状と、38~40度の高熱が出ます。
赤ちゃんとの無事な対面を果たすためにも、トイレを我慢するのはやめましょう。
トイレを我慢しないことも大切ですが、外陰部の清潔を保つことも非常に大切です。
おりものシートを使われている方はこまめに変えるようにしましょう。
5.まとめ
妊娠中の頻尿は避けるのが難しいですが、うまくトイレの時間をつかむことができればそれが習慣となっていつの間にかトイレの回数が多いことが当たり前になっていきます。
慣れるしかないと言えばそうですが、赤ちゃんの成長の現れと思って頑張りましょう。
夜間にもトイレの回数が増えることがありますが、なにかに躓いたり、転んだりしないように注意しましょう。