葉酸はつわりを軽減するのか?つわりの原因と対処法まとめ
つわり、早く終わらないかなあ…何かいい対策ないかなぁ…
ビタミンB12のホルモンバランスを整え、つわりを緩和する効果や葉酸そのものにも、自律神経のバランスを整え、吐き気などの症状を抑える働きがあるポヨ!
個人差はあるけど、葉酸サプリを活用したほうがいいポヨ!
目次
1.つわりが辛い!そもそもつわりってなに?
妊娠初期から始まるつわり。
気持ちが悪かったり、だるかったりと、数々の不快な症状が襲い掛かってきます。
特に暑い時期は、つわりの不快感も倍増しますよね。
では、辛いつわりを軽減する方法はないのでしょうか?
そもそもつわりとは、一般的には妊娠6~7週から始まる、様々な症状のことです。
中には、妊娠4週を過ぎたあたりから、症状が現れる人もいます。
主な症状は、吐き気や嘔吐、食欲不振や胃痛などです。消化器系の症状がみられる場合が多いです。
それ以外にも眠気や倦怠感、頭痛や唾液の分泌過剰、嗜好の変化など数多くの症状があります。
つわりは個人差が非常に大きく、出現する症状も程度も人によって違います。
中にはつわりが悪化し、入院治療が必要になる「重症妊娠悪阻」になる人もいます。
吐き気や嘔吐がひどく水分摂取ができず、体重が5キロ以上減少した場合には入院治療が必要です。
2.つわりの原因って?
つわりのはっきりとした原因は解明されていません。
現時点では、女性ホルモンの影響で引き起こされている、という仮説が有力です。
妊娠初期には、妊娠を維持したり、胎盤を形成したりするホルモンが数多く分泌されます。
急激なホルモンバランスの変化に体が対応しきれず、つわりが引き起こされると考えられています。
また、妊娠初期はストレスや不安が強い時期です。
赤ちゃんは無事に成長しているか、流産しないか、など、妊娠初期は不安でいっぱいの時期です。
そのような不安やストレスがつわりを悪化させているともいわれています。
とても辛いつわりですが、妊娠16週に入る頃には症状が軽くなる場合が多いです。
中には妊娠10週くらいで終わる場合や、出産まで続く場合もあり、個人差があります。
3.少しでもラクになりたい!つわりへの対処方法は?
つわりの症状によって、様々な対処方法があります。
3-1.吐き気・嘔吐
つわりの最も代表的な症状ともいえる吐き気や嘔吐、悩まされる妊婦さんも非常に多いです。
本当に辛い症状ですよね。
吐き気や嘔吐には、いくつか対処方法があります。
- 体を締め付ける服を着ない
血行が悪くなり、胃を圧迫するので吐き気が悪化する場合があります。
できるだけゆったりとした服を着用しましょう。
マタニティウェアを着用してもいいでしょう。 - みぞおちや、肩甲骨の間を温める
血行が良くなり、消化が促進されます。 - ストレッチをする
血行が良くなり、消化が促進されます。
肩などの血流もよくなるもで、気分もリフレッシュします。 - 酸っぱいもの、冷たいものを食べる
吐き気があっても食べやすい食品です。フルーツやトマト、ゼリーなどがおすすめです。 - 水分は多めに摂取する
水分が不足することで脱水症状になってしまいます。
脱水になるとさらに吐き気が悪化するので、できるだけ水分は摂るようにしてください。
炭酸飲料や柑橘系のジュースは飲みやすいです。少量ずつこまめにゆっくり飲みましょう。 - 飴やクッキーなどを携帯しておく
空腹になると吐き気が起きやすくなります。
そういった時に素早く対処出来るように、飴やクッキーなど手早く食べられる物を準備しておくと便利です。
特に起床時は吐き気が起きやすいので、枕元に準備しておくといいでしょう。
3-2.食欲不振
食欲不振もまた、よく見られる症状のひとつです。
また、嗜好が変化して、好物すら受け付けなくなる場合もあります。
- 梅干しを食べる
梅干しは消化を促進し、食欲を増進させる効果があります。
冷やした梅干しご飯などは食べやすい食品の一つです。 - しょうがを食べる
しょうがも梅干し同様の効果があります。
また、血行改善効果もあるので、胃腸の活動も活発になります。
3-3.眠気、倦怠感、頭痛
眠気や倦怠感もよく見られる症状です。
時に頭痛を伴うこともあり、非常に辛い症状の一つです。
- 辛いときには早めに休憩する
とにかくこれにつきます。しかし、実際はなかなか難しいものですよね。
ガムなどで眠気防止をし、休憩時間には無理をせず、ゆっくりと休むことが大切です。
早めに上司に妊娠を報告し、休憩時間の延長や時差通勤の制度を利用してみてもいいでしょう。 - マッサージや深呼吸をする
頭痛が起きた場合に効果的です。
血流が促進し、症状が改善します。 - 少量のカフェインを摂取する
1日にコップ1杯程度であれば、カフェインを摂取しても問題ありません。
カフェインは頭痛に効果的です。
4.実は葉酸も効果的!
色々なつわり対処法を説明しましたが、実は妊婦の必須アイテム「葉酸」にもつわりを軽減する効果があります。
そもそも葉酸は、妊娠中に必要不可欠な栄養素の一つです。
十分な葉酸を摂取することで、赤ちゃんの神経管閉鎖障害(二分脊椎など)の発症リスクを減らすことができます。
葉酸は野菜やフルーツなど、様々な食物に含まれています。
しかし、食事だけで十分な量の葉酸を摂取するのは大変です。
そこで、葉酸のサプリメントを使用している妊婦さんがほとんどです。
産院でも葉酸サプリメントの使用は、積極的にすすめられています。
では、なぜ葉酸のサプリメントがつわりに効果的なのでしょうか。
これは、葉酸のサプリメントに含まれるビタミンB6、ビタミンB12の効果だと言われています。
ビタミンB6は、つわりの症状そのものを緩和する効果があります。
海外では、つわりの治療薬としてビタミンB6の注射や内服薬が使用されています。
ビタミンB12は、ホルモンバランスを整え、つわりを緩和する効果があります。
また、葉酸そのものにも、自律神経のバランスを整え、吐き気などの症状を抑える働きがあるともいわれています。このように、葉酸のサプリメントはつわりにも効果的な素晴らしいアイテムです。
ただし、効果の程度には個人差がありますので、注意してください。
5.つわりには必ずゴールがある!
とっても辛いつわりですが、必ず終わる時が来ます。
辛いときは無理をしすぎず、旦那さんや実家の助けをかりてゆったりと過ごすよう心がけましょう。