花粉症妊娠中の対策に薬?実は葉酸で緩和される効果があると言われる理由
花粉症かなぁ?花粉症じゃないと思っていたんだけど…
、妊娠してから花粉症が酷くなる人もいっぱいいるポヨ!
もしかしたら、花粉症かもしれないから一度アレルギーの検査してみると良いポヨ!
市販のお薬飲めないから、病院行ってみようかな。
この記事を読んでいる方も悩まされている方が多いと思います。
国民病といわれる『花粉症』。
実は『葉酸』で緩和される可能性があることはご存知ですか?
一般の方なら、処方薬でも市販の薬を飲めば良い、と思うかもしれませんが、妊娠中であれば簡単に薬を飲むことができません。
妊婦さんなら必ず飲む葉酸サプリメントが花粉症にどのように関与しているのか説明していこうと思います。
目次
1.花粉症について
まずは花粉症のメカニズムとはどのようなものなのでしょうか。
1-1.花粉症のメカニズム
- 花粉を異物(アレルゲン)と体が判断する
- 再び花粉が体に入ってきたときに花粉を排除できるようになる
- 花粉が鼻や目から再び入ってきたとき、花粉を体外へ出そうとする物質(ヒスタミン)が出て、くしゃみ、鼻水、鼻づまりが起こる
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花粉症は1960年代から急激に増加しました。
その理由として
1-2.花粉症が急増した理由
- スギ花粉の増加
→戦後に大量植林されたスギが伐採されずに残り、開花適齢期を迎えている。
地球温暖化の影響で春のスギ花粉飛散量が増加。 - 排気ガス・大気汚染
→排気ガスなどで汚染された大気中の多くの微粒子が花粉症の発症を促進する。
舗装道路の増加に伴い、一度地面に落ちた花粉が再び舞い散る。 - 食環境の変化・不規則な生活リズム
→高タンパク質、高脂肪、不規則な生活リズム、ストレスで免疫力が下がりアレルギーを起こしやすくなる。 - 住宅環境の変化
→住宅やオフィスの近代化で通気性が少ない→ダニ・カビの温床に→アレルギーが増加する
花粉症といえば『スギ花粉』が有名ですが、花粉症は1年中あります。
1-3.花粉症の季節と主な種類
- 冬から春
→ヒノキ、シラカンバ、オオバヤシヤブシ、コナラ、クリ、オリーブ、ハンノキなど。ヒノキはスギより少し遅れてやってきます。 - 夏から秋
→草本花粉(イネ科・キク科)。いわゆる『雑草』のイネ科(カモガヤ、オオガワガエリ)、キク科(ヨモギ、ブタクサ)
花粉症シーズン(特にスギ花粉)は症状が辛いけど、なかなか病院に行けず日常生活に支障をきたす場合もあります。
特に妊婦さんはむやみに薬を飲むことができないので、余計につらい思いをしている方も多いと思います。
妊娠すると身体には様々な変化が起こり、花粉症、喘息、食物アレルギーが出る妊婦さんもいます。
特に花粉症は多くの妊婦さんが悪化する場合が多いようです。
妊娠中は赤ちゃんの成長に必要な栄養を身体に取り込むため、アレルゲンも取り込みやすくなるためです。
2.花粉症と葉酸の関係性
葉酸と花粉症に対する改善や予防の効果は科学的には証明されていません。
しかし、葉酸を服用して花粉症が軽減したという妊婦さんもいます。
葉酸がどのように花粉症に関与しているのか考察してみましょう。
2-1.妊娠と葉酸と花粉症の関係
妊娠するとホルモンバランスが乱れ、鼻の粘膜が弱くなる
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ストレス等で自律神経が乱れる
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免疫力が下がる
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アレルゲンに反応しやすくなる
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花粉症の悪化
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そのため、葉酸を摂取するとホルモンバランスを整える
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心のリラックス、自律神経を整える
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免疫力が上がる
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アレルゲンに強くなる
以上のことから葉酸は花粉症に効果があるのではないかといわれています。
また妊婦さんは葉酸と花粉症薬の併用を気にする方が多いと思います。
花粉症薬は妊娠16週(胎児の臓器が作られる期間)までは控えるようにして、16週以降は病院で処方してもらうようにしましょう。
目薬や点鼻薬は胎児に影響を与えないので使用しても問題ありませんが、心配な場合はかかりつけ医に相談しましょう。
また、妊娠中に花粉症になると胎児に影響はあるのか心配な妊婦さん、安心してください。
花粉症自体は胎児に直接影響はありません。
ただし、くしゃみや咳を繰り返すことで腹圧がかかり、お腹が張りやすくなると考えられます。
あまりにもひどい場合はかかりつけ医に相談しましょう。
また、乳酸菌が花粉症の症状を和らげてくれると近年注目されています。
一般医療機関で行われた調査で、乳酸菌の投与で症状の軽減、予防に効果があったという結果が出ています。
なので乳酸菌入りの葉酸サプリメントを選ぶと一石二鳥かもしれませんね。
いかがでしたか?
花粉症は妊婦さんに限らず誰しもがなり得る病気です。
マスクをしたり、空気清浄機をかけたり、花粉症薬を飲んだり、特に薬を飲めない妊婦さんにはとても辛いものです。
葉酸サプリメントは効果があるからといって飲み過ぎると身体に悪影響を及ぼすこともあるので、用法用量はしっかり守りましょう。
葉酸サプリメントをうまく利用して、花粉症シーズンを乗り越えていきましょう。