マタニティブルー・妊娠うつの解消法として葉酸が効果的な理由
私もなんかブルーになってきちゃった…
妊娠って身体だけじゃなくて心にも変化が出るんだね…
でも、そんな時こそ葉酸サプリを摂るとマタニティーブルーを軽減できるんだポヨ!

『マタニティブルー≒妊娠うつ』と思っている方が多いのですが、実はマタニティブルーと妊娠うつは別物なんです。マタニティブルーは妊娠初期・後期に起こりやすく、焦燥感、不眠、疲労感、頭痛、軽いうつ症状が1~2週間続きますが、その後治ります。
一方、妊娠うつはマタニティブルーのような症状が2週間以上続くものをいいます。
つまり、マタニティブルーが重症化したものが妊娠うつです。
『妊娠すればマタニティブルー、妊娠うつになるのは仕方のないことだし、赤ちゃんのために抗うつ剤なんて飲めないし、我慢するしかない』と思っていませんか?
ちょっと待ってください!
妊娠中の方のほとんどが葉酸サプリを飲んでいると思いますが、その葉酸サプリでマタニティブルー、妊娠うつのうつ症状を軽減できるかもしれないのです。
『葉酸がなんでうつ症状に効くの?』と思われた方も多いでしょう。
今からそのメカニズムについて説明していきましょう。
目次
1.葉酸がマタニティーブルー、妊娠うつに効く?
妊娠中、お腹の赤ちゃんのために葉酸が必要な栄養素だということはみなさんご存知だと思います。
葉酸はお腹の赤ちゃんへの影響だけでなく『お母さんの気分を落ち着かせて、健康的な精神状態に保つ』働きもあるんです。
もう少し詳しく見ていきましょう。
葉酸は別名『ビタミンM』ともいわれています。
MはMental(メンタル)のMです。
このように葉酸は私たちの心の健康を守るために必要な栄養素なのです。
ではなぜ体内に葉酸が少なくなると『うつ状態』になりやすくなってしまうのでしょうか?
それは血中にホモシステインが増加するからです。
…ホモシステインってなに?と思いましたよね?
これからホモシステインについてできるだけわかりやすく説明していこうと思います。
2.ホモシステインって?
ホモシステインは体内で必要なアミノ酸であるメチオニン、システインの原料です。
メチオニン、システインはうつ症状を緩和する作用があり、特にメチオニンはうつ病予防と深い関係があるセロトニンの原料になります。
葉酸はこの2つのアミノ酸を体内で作るのに重要な役割を担っています。
上図のように、葉酸が不足するとこのサイクルがうまく回らなくなってしまいます。
すると血中にホモシステインがどんどん蓄積され…メチオニン、システインがどんどん減少していきます。
なので、血中に葉酸の量が少ない人は正常な人と比べてホモシステインの量が多く、うつ状態になりやすいということになります。
ここでメチオニン、システインを作るために必要な栄養素を細かく見ていきましょう。
メチオニン、システインを作るために必要な栄養素
- 葉酸・ビタミンB12
ホモシステインをメチオニンに変化させる - ビタミンB6
ホモシステインをシステインに変化させる
勘のいいあなたなら、もう気づきましたか?
メチオニンとシステインを作るためには葉酸だけを摂取すればいいというわけではないのです。
『葉酸・ビタミンB6・ビタミンB12』を効率よく摂取しないといけないのです。
3.3つの栄養素を効率よく摂取するにはやっぱり「葉酸サプリ」
この3つの栄養素が含まれる食品はレバー、海苔…などありますが、3つの栄養素は熱や水に弱い水溶性なので、調理の過程で壊れてします。
また食品からでは吸収率があまりよくないため、効率的に摂取できません。
そこでオススメするのが『葉酸サプリ』です。
3つの栄養素はもちろん、その他の体に必要なミネラルやビタミンがたくさん入っています。
1日分の葉酸を鶏レバーで摂取しようとすると270g(1人前の鶏レバー炒めで約75g)も食べないといけませんが、葉酸サプリなら1日3~4粒程で1日量の葉酸が摂取できます。
おまけにビタミンB6、ビタミンB12も入っていて効率的ですよね。
ホルモンバランスの変化、不安やストレスからうつ状態になってしまう妊婦さんが多いと思います。
うつ症状の全ての原因が葉酸不足というわけではありませんが、葉酸不足がうつ症状に大きく関わっていることはわかっていただけたと思います。
葉酸サプリをしっかり飲んでいるのに『うつ症状がひどく、とてもつらい』という方は悩みを1人で抱えず、お腹の赤ちゃんのためにも、うつ症状が悪化する前に病院へ相談しましょう。
バランスのよい食事とサプリメントを上手に使って、赤ちゃんだけでなく、お母さんの心の健康も守りましょう。