葉酸はサプリと青汁どちらで摂った方がよいのか
青汁を買ってみました!
タロさんも一緒に飲んでみようよ!
不味い!で有名な青汁じゃないか…
しかも葉酸以外の栄養もたっぷり入っているポヨ!
妊娠中のなっちゃんにはピッタリポヨ!
青汁で葉酸も摂れるのね!
でも、サプリと併用したら葉酸の摂り過ぎにならない?
昔は「味がまずい」で有名でしたが、今は抹茶の様な味わいなどお子様でも飲めるほど飲みやすくなっているものが多いですね。
サプリメントと併用している、なんて方も多いのではないでしょうか?

そこで今回注目したいのは『葉酸』!
妊活・妊娠したので葉酸を摂りたいと思っているあなた。
美意識が高くて健康食品が大好きなあなた。
葉酸を摂るためにどのサプリメントがいいか選んでいるあなた。
1度は思ったことありませんか?
『青汁にも葉酸って入ってるんじゃないの?』
だってケール、大麦若葉、小松菜、ヨモギ、明日葉・・・葉酸が含まれているものばかり!
『青汁毎日飲んでるし、サプリメントは飲まなくていいか』
ちょっと待ってください!
確かに青汁にも葉酸は含まれていますが、どのくらい含まれているか、ご存知ですか?
今回は『葉酸』を摂るならサプリメントがいいのか、青汁のいいのか考えていきたいと思います。
葉酸サプリメントについて詳しい方たくさんいらっしゃると思いますが、青汁についても少し詳しく見ていきましょう。
目次
1.青汁とは
『青汁』とは緑黄色野菜を濃縮したものです。
ケールが代表ですが、大麦若葉のものも増えてきています。
独特な苦みや臭いで苦手な方も多いようですが、最近は改良されてとても飲みやすくなったものが多いようです。
1-1.青汁の素晴らしい点
食物繊維、タンパク質、脂質、糖分、鉄、葉酸、カルシウム、ナトリウム、亜鉛、カリウム、マグネシウム、ベータカロチン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、SOD酵素、クロロフィル、グルコシルイソビテキン等、多くの栄養素が含まれています。
- 豊富な食物繊維
お通じがとても良くなる - 豊富な抗酸化物質
SOD酵素、クロロフィルなど
コップ一杯の青汁の中にこれだけの栄養素が含まれています。
この栄養素を食物で摂りなさいなんて言われたって無理ですよね。
バランスよく栄養を摂取できる手段として青汁はとてもよいものだと思います。
1-2.青汁の葉酸含有量
青汁に使われる主野菜の粉末100g中の葉酸含有量を見てみましょう。
- ケール 120µg
- 大麦若葉 650µg
- 小松菜 110µg
- ヨモギ 190µg
- 明日葉 100µg
ちなみに妊婦さんが必要な葉酸量は400µgです。
『大麦若葉なんて650も入ってるじゃない!』と驚かないでください。
これは含有量というだけで『吸収量』ではありません。
ここで気になるのが青汁に含まれる葉酸の量。
なんと、大手メーカーの公式ホームページでも葉酸の含有量を載せているところはほとんどなく、平均60~80µgという結果でした。
中には葉酸をすごく推しているのに200µgの含有量という青汁もありました(えがおの青汁)。
妊婦さんの必要な葉酸量の400µgには届きそうにないですね。
1-3.青汁の注意点
妊婦さんの必要な葉酸量に届かないなら、『何杯も飲めば良いのでは?』と思う方もいるでしょう。
青汁を飲み過ぎるとどうなるのでしょうか。
1-4.青汁を飲み過ぎにより起こる症状
- 脂溶性ビタミン(D,A,K,E)の過剰摂取
嘔吐、下痢、腹痛、頭痛、発疹、アレルギー - カリウムの過剰摂取
- 体内の水分や塩分調節
水溶性なので尿と一緒に排泄されるが、腎臓が弱っていると体内に溜り貧血、血圧低下、不整脈、手足のしびれ、むくみなどが発症。
→高カリウム血症 - 筋力の低下
子宮の筋力低下による流産の可能性が高まります。
- 体内の水分や塩分調節
- 食物繊維の過剰摂取
- 便秘→便と一緒に腸にとどまってしまう
- 下痢→腸が弱い人は強く反応
- 胃痛、吐き気
食物繊維は消化、吸収されないので、胃腸があまり強くない人がたくさん摂取すると胃痛、吐き気が起こる
たくさん摂れるからといって飲み過ぎてもいけないということですね。
2.サプリメントと青汁を併用しても大丈夫?
もう1つ気になるのはサプリメントと青汁の併用。
確かに被っている栄養素は多いですが、少し飲み過ぎたからといってすぐに過剰症を起こすようなサプリメントも青汁もありません。
両方とも用法用量をしっかり守っていれば、併用しても問題ないでしょう。
相互に足りない栄養素が補えて良いかもしれませんね。
いかがでしたか?
結果として『青汁だけでは1日に必要な葉酸は摂取できない場合が多い』ということがわかりました。
妊活・妊婦にとって葉酸はとても大切な栄養素です。
しかし、他にも必要な栄養素はたくさんあります。
サプリメントも青汁もうまく利用して、効率よく栄養素を摂取していきましょう。