黄体機能不全で自然妊娠できる?治療で改善する為に基礎体温を測る事が重要
赤ちゃんができないことの原因の一つで、黄体が正しく働いてないから着床や妊娠に繋がらない状態ポヨ!
基礎体温や月経周期をメモしておくと自分でも気づくことができるし、予防法としては冷えないようにすることポヨ!
女性の冷えは大敵だから、体を温めるようにしたほうがいいポヨ!
葉ちゃんってなんでも知っているのね!すごーい!
その原因の1つである黄体期不全とはどのような病気なのでしょうか。
黄体期不全かどうかという事は、基礎体温をはかったり、月経周期をメモしておくことで、自分で気づくことができる可能性のある不妊原因です。
妊娠を希望する場合は、基礎体温などをつけるようにすると良いでしょう。
1.黄体期不全とは
黄体期不全というのは、黄体が正常な働きをしていない状態全般を指しています。
女性ホルモンの中でも着床に関わる部分のホルモンであるため、ここが正常に働いていないと着床、妊娠に繋がらないわけです。
また、それだけでなく、着床しても流産しやすくなってしまう原因にもなります。
なぜなら、黄体が正常に働いていないと、子宮内膜が薄く、また剥がれやすくなってしまうからです。
不妊の原因の1つである黄体期不全の原因は、卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌低下や、黄体形成ホルモン(LH)などがあげられます。
卵胞刺激ホルモンの分泌が少なくなっていると、卵胞の質が低下するため、連動するように黄体の質も下がってしまいます。
そうなると、卵胞そのものの質も悪いうえに、内膜も薄くなり、着床しない、もしくはしても流産しやすくなってしまうのです。
一方、黄体形成ホルモンが少ない場合はそもそも排卵しないなど、排卵そのものに影響が出てしまいます。
2.黄体期不全の検査
黄体期不全かどうかという検査は、まず基礎体温表の確認と問診、そして血液検査が行われます。
問診では基礎体温が安定しているかどうか、おかしくなった部分はないか、生理の量や期間、生理周期や生理痛についてなどを確認されます。
基礎体温表が無いと先生も判断に困りますので、基礎体温はしっかりとつけておきましょう。
また、その他にも気になる事があれば何でも相談しましょう。
血液検査では、血液中の黄体ホルモンの値を調べられます。
採決は排卵日の1週間後くらいにおこなわれ、値が10ng/ml未満の場合は黄体機能不全とされることがほとんどでしょう。
また、時期によってはエコー検査や子宮内膜の採取が行われることもあります。
3.黄体期不全の治療方法
黄体期不全の治療は、黄体ホルモンの補充を行うことがメインになります。
そのために排卵誘発剤を投与するという方法がとられることがあります。
生理が始まって数日のタイミングで服用し始めますが、何日目からなのか、何日間飲むのかといったことは個人によってことなるため、医師の指示に従いましょう。
排卵誘発剤を飲むことにより、卵胞を成熟させ、排卵のタイミングをコントロールできるようになります。
しかし、副作用の中には子宮内膜が厚くならない、子宮頸管粘液が減少するといったような副作用が出る事もあるため、医師との連携が必要になります。
また、HCGという注射を行うケースもあります。
これは、受精卵が着床した後に分泌が行われるホルモンの充実を図ることが目的で、着床後のタイミングで行います。
投与も1回で済む人もいれば、数日おきに何回も行わなければいけない人もいます。
タイミングによっては排卵誘発のために使われることもありますが、黄体を充実させ、妊娠を継続させる目的で使われることもある注射です。
副作用として、吐き気・下腹部痛・お腹の張りを感じることがあるとされているため、どうしても辛い場合は医師に相談しましょう。
直接、黄体ホルモンの投与を行うという方法もあります。
これは、内服薬と注射の2種類があります。内服の場合は1週間ほど連続で飲み続けます。
注射の場合は、高温期の中ごろに注射してもらい、場合によっては2・3日おきに数回行われます。
黄体ホルモンはもともとあるものなので、比較的副作用を感じる人は少ないとされています。
4.黄体期不全を予防する方法
黄体期不全にならないようにするためには、冷えないようにすることが重要です。
温かい飲み物を飲む、デスクワークでは一枚羽織るものを持つようにするほか、しっかりと運動し、基礎代謝を上げる事で血流を良くすることも大切です。
また、ビタミンEは黄体ホルモンを充実させる効果があるため、積極的に食事にとり入れるようにすると良いでしょう。